ポルシェ911シリーズきっての走り志向グレード、GT3の最新型の予約受付が開始された。ニュルブルクリンク北コースでのラップタイムは6分59秒927で、自然吸気の市販車では初という7分切りを達成したモデルだ。

サーキット由来の技術がてんこ盛り

996型こと5代目911で初めて登場したGT3。当初は限定生産の予定だったものの、想定以上の売れ行きでカタログモデル化。今回の新型で4世代目となる。歴代モデルはレース・カーとの強い関連をセールス・ポイントとしてきたが、この992型でもそれを継承している。

4.0リッター水平対向6気筒エンジンは、GTレース車両である911GT3Rのものがベースで、最大許容回転数9000rpm。最高出力510ps/8400rpm、最大トルク470Nm/6100rpmを発生する。空力パーツも911RSRに見られたスワンネック・タイプのリア・ウイングなど、サーキット由来の技術を導入した。

6段MTも選べる

ボディ・サイズは4573mm×1852mm×1279mmで、先代比で11mm長く、8mm高い。さらにタイヤとホイール・サイズを拡大し、装備の拡充も図っているものの、車両重量は5kg増に抑えた。これは炭素繊維硬化樹脂製のボンネットや軽量ガラス、10kg減量した排気系などの恩恵だ。

最高速度は6段MTが320km/h、デュアルクラッチ式7段自動MTのPDKが318km/hと、いずれも先代同等。加速性能はPDKモデルで改善されており、0-160km/hで0.3秒、0-200km/hで0.2秒向上している。

変速機は6段MTと7段PDKで、ハンドル位置は右と左を設定する。価格は2296万円。

文=関 耕一郎

(ENGINEWEBオリジナル)