【4月19日 AFP】20-21イタリア・セリエAは18日、第31節の試合が行われ、王者ユベントス(Juventus)はアウェーでアタランタ(Atalanta)に0-1で敗れて4位に後退した。

 ユベントスは87分、途中出場となったルスラン・マリノフスキー(Ruslan Malinovskyi)のシュートがアレックス・サンドロ(Alex Sandro)に当たって失点。10連覇が絶望的となる中、アタランタと入れ替わる形で3位から4位に順位を下げたことで、来シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)出場権確保すら危うい状況になっている。

 今季リーグトップの25ゴールを挙げているクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)を負傷で欠いたユベントスのアンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)監督は、「ロナウドはこのチームにおける点取り屋。彼は王者だからこうした試合にも適応する」とコメントした。

「ペナルティーエリア内での彼は容赦がない。きょうはチャンスがあったものの生かすことができず、一つのプレーによってつけを払わされた」

 36歳のロナウドを欠いた今季のリーグ戦4試合で、ユベントスは1勝もできていない。

 一方、首位インテル(Inter Milan)はアウェーでナポリ(SSC Napoli)と1-1で引き分け、11シーズンぶりのリーグ優勝にまた一歩近づいた。

 クリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)の同点弾で勝ち点1を手にしたインテルは、リーグ戦の連勝が11試合でストップしたものの、ジェノア(Genoa CFC)を2-1で下しホームで約2か月ぶりの白星を挙げた2位ACミラン(AC Milan)との勝ち点差を9、4位ユベントスとの差を13にしている。(c)AFP/Emmeline MOORE