【4月19日 AFP】米テキサス州ヒューストン(Houston)北郊で17日夜、電気自動車(EV)大手テスラ(Tesla)車が木に衝突して炎上し、乗っていた男性2人が死亡した。警察は、事故当時に運転席に誰も座っていなかったのはほぼ確実だとしている。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が18日、報じた。

 WSJによると、同州ハリス(Harris)郡のマーク・ハーマン(Mark Herman)保安官は、「初動捜査は完了していないが、誰も運転席に座っていなかったのはほぼ確実だ」と述べた。「99.9%確信している」

 警察の現場到着時、男性の一人は助手席に、もう一人は後部座席に座っていた。ハーマン保安官は、事故当時に運転席のエアバッグが開いたのか、運転支援システムが作動していたのかについては断定できていないと述べた。

 AFPは現地の警察に直接取材できていない。

 テスラはウェブサイトで、自社の運転支援システムは完全な自律運転を実現するものではなく、依然としてドライバーの監視が必要だと警告している。しかし、走行中のテスラ車でドライバーが眠っていたり、ハンドルから長時間手を離したりしている動画がよく見られる。(c)AFP