チェコ、ロシア外交官18人追放 弾薬庫爆発に関与の疑い
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【4月18日 AFP】チェコ政府は17日、2014年に起きた弾薬庫爆発への関与が疑われるロシア情報機関のスパイだとして、ロシア外交官18人を追放すると発表した。
ヤン・ハマーチェク(Jan Hamacek)内相は記者団に対し、「ロシア大使館の職員18人は48時間以内にわが国から退去しなければならない」と述べた。
アンドレイ・バビシュ(Andrej Babis)首相は、ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)の工作員らが爆発に関与したとの「明白な証拠」が当局によって示されたと説明した。
また、チェコ警察は爆発への関与の疑いでロシアのパスポートを使用した男2人を捜索していると発表。このパスポートは、2018年に英国で起きたロシア人元二重スパイのセルゲイ・スクリパリ(Sergei Skripal)氏毒殺未遂事件の容疑者らも使用していた。
爆発は2014年10月16日、爆薬58トンを保管するチェコ東部の倉庫で発生し、2人が死亡した。その数か月後にも、爆薬98トンを保管する近くの倉庫で大爆発が起きた。(c)AFP/Jan FLEMR