【4月18日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは17日、第32節の試合が行われ、ウェストハム(West Ham)はニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)に2-3で敗れ、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)出場権獲得に暗雲が垂れ込めた。

 周囲の予想に反してトップ4フィニッシュを争っているウェストハムにとっては、手痛い黒星となった。

 デビッド・モイーズ(David Moyes)監督が率いるチームは現時点で4位を維持しているが、試合の消化が一つ少ない5位チェルシー(Chelsea)とのポイント差は1となっており、6位リバプール(Liverpool FC)が19日にリーズ・ユナイテッド(Leeds United)に勝利すれば4位の座を明け渡すことになる。

 シェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)はウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)に0-1で敗れ、降格が決まった。

 先に行われた試合でニューカッスルが勝利したことにより、シェフィールドが今節での降格決定を免れるには勝利が絶対条件となっていた。

 チャンピオンシップ(2部)からクラブ再建をスタートすることになったシェフィールドは、ピッチの内外で危機に陥っている。

 17日には、サウジアラビアの王子ムサイード・ビン・ハリド・アル・サウド(Musaad Bin Khalid Al Saud)会長が個人的な理由で辞任を発表。3月には在任5年間でフットボールリーグ1(3部)からプレミアリーグにチームを導いたクリス・ワイルダー(Chris Wilder)前監督が退任した。

 一方、勝利を収めたウォルバーハンプトンは勝ち点40を突破して12位につけ、プレミアリーグ残留の安全圏に入った。(c)AFP/Kieran CANNING