【4月17日 AFP】(更新)米航空宇宙局(NASA)は16日、米国の次期有人月探査計画で使用する月面着陸機の開発企業に、イーロン・マスク(Elon Musk)氏が率いる米宇宙開発企業スペースX(SpaceX)を選定したと発表した。

 契約は29億ドル(約3200億円)規模で、現在テキサス州のスペースX施設で試作機の試験が行われている宇宙船「スターシップ(Starship)」が含まれる。

 NASAはスペースXのほか、米ネット通販大手アマゾン・ドットコム(Amazon.com)のジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)最高経営責任者(CEO)が率いるブルー・オリジン(Blue Origin)、米航空宇宙・防衛企業のダイネティクス(Dynetics)の2社を開発企業として検討していた。これまでは1社が開発に失敗したときに備えて複数の企業と契約を結んできたが、今回はその慣習を破り、スペースXのみを選出した。(c)AFP