【4月16日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間16日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は298万7891人に増加した。

【インタラクティブ図解】新型コロナウイルス、1日ごとの新規死者・感染者数

 これまでに世界で少なくとも1億3900万8120人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 15日には世界全体で新たに1万3646人の死亡と80万9849人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの3560人。次いでインド(1185人)、米国(974人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに56万5289人が死亡、3149万5652人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は36万5444人、感染者数は1374万6681人。以降はメキシコ(死者21万1213人、感染者229万5435人)、インド(死者17万4308人、感染者1429万1917人)、英国(死者12万7191人、感染者438万976人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはチェコの264人。次いでハンガリー(254人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(235人)、モンテネグロ(225人)、ブルガリア(214人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が101万6003人(感染4744万536人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が85万2118人(感染2681万2010人)、米国・カナダが58万8779人(感染3258万9214人)、アジアが29万2169人(感染2056万6289人)、中東が12万787人(感染716万1469人)、アフリカが11万7015人(感染439万7613人)、オセアニアが1020人(感染4万992人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP