【4月16日 AFP】米製薬大手ファイザー(Pfizer)のアルバート・ブーラ(Albert Bourla)最高経営責任者(CEO)は、15日放映の米CNBCテレビのインタビューで、同社の新型コロナウイルスワクチンは接種後6〜12か月以内に3回目の追加接種が必要になる「可能性が高い」と述べた。また、新型コロナワクチンは予防接種を毎年受ける必要がありそうだとも語った。

 インタビューは今月1日に収録された。ブーラ氏は、接種頻度についてはまだ不明だとした上で、「考えられるシナリオとして、6~12か月以内に3回目の接種が必要となり、その後は年1回の再接種が必要になる可能性が高い。それを確認する必要がある」と述べ、ウイルスの変異が「重要な役割」を握っていると指摘した。

 また、「感染しやすい集団の抑制が非常に大切だ」と付け加えた。

 ブーラ氏によると、ファイザーは現在、常温で4〜6か月間保管できる新型コロナワクチンの開発に取り組んでいる。ファイザーが独製薬ベンチャーのビオンテック(BioNTech)と共同開発した現行ワクチンは、零下70度での超低温管理が必要とされる。(c)AFP