【4月16日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)のFWアンソニー・デイビス(Anthony Davis)が、ふくらはぎとアキレス腱(けん)の故障から復帰間近であることが明らかになった。チームを率いるフランク・ボーゲル(Frank Vogel)ヘッドコーチ(HC)によれば、同選手には「本格的なコート上でのアクティビティー」にゴーサインが出たという。

 通算8度のオールスター選出を誇り、昨季はレブロン・ジェームズ(LeBron James)と共にレイカーズのファイナル制覇に貢献したデイビスは、今季23試合に出場して1試合平均22.5得点、8.4リバウンド、1.8ブロックを記録している中で、ふくらはぎを痛めると同時に右アキレス腱のけがを悪化させて2月に戦列を離れていた。

 レイカーズの本拠地ステープルズ・センター(Staples Center)にとっては1年以上ぶりの有観客となる15日のボストン・セルティックス(Boston Celtics)戦を前に、ボーゲルHCは「良いニュースだ」と切り出すと、「彼(デイビス)はコート上でのアクティビティーや練習など、本格的な準備やプレー復帰に向けて求められることに関して、全面的にゴーサインが出された」と述べた。

 デイビスが17日と19日に予定されているユタ・ジャズ(Utah Jazz)戦のうち1試合に出場することについて、ボーゲルHCは「難しい」としながらも可能性を除外しなかった。とはいえ、チームは同選手の復帰に関して慎重にアプローチをしていくとしており、指揮官は「何日か様子を見て、そのときの状態に期待したい」と話すと、「いつ戻ることになっても、その夜に30分間プレーするなどの完全復帰とはいかないだろう」との見解を示した。

 レイカーズは3月20日の試合でチームのスーパースターであるジェームズも右足首を負傷し、現在は戦線を離脱してリハビリ中となっている。ウエスタンカンファレンスの順位では、首位ジャズと7.5ゲーム差の5位につけている。(c)AFP