【4月16日 AFP】性的暴行未遂と公然わいせつの疑いがあった総合格闘技のコナー・マクレガー(Conor McGregor、アイルランド)に対する訴えが証拠不十分により取り下げられたと、仏バスチア(Bastia)の裁判所が15日に発表した。

 同地の検察官アルノー・ビオルネリー(Arnaud Viornery)氏は「命じられていた科学的捜査を行っても、告訴人の供述を裏付ける重要な証拠はなかった」とAFPに話した。

 マクレガーの担当弁護士であるエマニュエル・ラモン(Emmanuelle Ramond)氏は「予期していた通りの判断であるため、われわれはこれを歓迎する」とコメントしている。

「ザ・ノトーリアス(The Notorious、悪名高き者)」のニックネームを持つマクレガーは昨年9月、仏カルビ(Calvi)からモナコまで180キロにわたる水上バイクのリレーレースに向けた準備で訪れていた仏領コルシカ(Corsica)島で告訴された。

 バスチアの検察は「性的暴行未遂および公然わいせつと呼べる非難すべき行動」の訴えを受けていたが、マクレガーは当時「いかなる不適切行為の告発も強く否定する」と述べていた。

 米ネバダ州ラスベガス(Las Vegas)で7月10日に予定されているダスティン・ポワリエ(Dustin Poirier、米国)との3度目の対戦で、マクレガーは総合格闘技大会「UFC(Ultimate Fighting Championship)」での戦いを再開させる予定。

 2014年に行われた最初の対戦で1ラウンドKO勝ちしたマクレガーだが、2度目の対戦になった今年1月にはポワリエにTKO負けを喫している。(c)AFP