【4月16日 AFP】米大リーグ(MLB)は15日、シカゴ・カブス(Chicago Cubs)のライアン・テペラ(Ryan Tepera)投手に対し、ミルウォーキー・ブルワーズ(Milwaukee Brewers)のブランドン・ウッドラフ(Brandon Woodruff)投手に向かって故意に球を投げたとして、3試合の出場停止と罰金(金額非公表)を科したと明らかにした。

 13日に行われた両チームの一戦では、4回表にカブスのウィルソン・コントレラス(Willson Contreras)捕手が、ブルワーズの先発ウッドラフから内角高めの死球を手に受けた。するとテペラは5回裏、打席に立ったウッドラフの足元後ろに投球した。

 この問題では、カブスを率いるデビッド・ロス(David Ross)監督も1試合の資格停止と罰金を言い渡され、16日のアトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)戦では指揮を執らないことになった。しかし、テペラは異議を申し立てており、裁定が下るまで処分は保留される。

 コントレラスはテペラの投球について「あれは不意打ちだった」と振り返ると「それについては自分は何も分からなかった。自分に向かって投げられたらどう感じるか分かっているから、とにかく(ウッドラフを)落ち着かせようとした」と話した。これらのコメントは、テペラが意図的にウッドラフに向かって球を投げたと解釈された。(c)AFP