【4月16日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、ブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets)のラマーカス・オルドリッジ(LaMarcus Aldridge)が15日、心臓に疾患があることが先日判明したとして現役引退を表明した。

 オールスター選出7回を誇る35歳のオルドリッジは、自身のツイッター(Twitter)アカウントで、チームが敗れた10日のロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)戦で不整脈があったと明かした。試合後に病状が悪化したため、11日に急きょ病院で検査を受けたという。

 オルドリッジは「現在は回復しているが、あの夜心臓に感じたことは今でも最も恐ろしい経験の一つだ」と心境を明かすと、「そういうわけで、自分はNBAから退くという難しい決断を下した。この15年間はバスケットボールが第一だったが、これからは自分の健康と家族を優先する」と書き込んだ。

 さらに、「全てのアップダウンを含めた素晴らしい思い出など、この競技が与えてくれた全てに感謝している。そして、これまで育んできた友情は、自分の中で永遠に続いていくだろう」とつづると、2006年から2015年まで9年間プレーしたポートランド・トレイルブレイザーズ(Portland Trail Blazers)に対して、「痩せっぽちの、テキサス州から来た子どもにチャンスを与えてくれた」と感謝した。

 6年間を過ごしたサンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)から先月ネッツに加入したばかりのオルドリッジは、2006年のNBAドラフトでシカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)から全体2位指名を受けた直後にブレイザーズにトレードされた。キャリアでは通算1029試合に出場し、1試合平均19.4得点、8.2リバウンドをマークした。(c)AFP