【4月16日 AFP】仏パリのノートルダム大聖堂(Notre Dame Cathedral)火災から丸2年となった15日、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領が大聖堂の再建現場を視察した。マクロン氏はこれまでの取り組みを称賛した上で、政府が目標とする3年以内の再建完了を実現するためには多大な努力を続ける必要があると述べた。

 マクロン氏は、2019年の火災発生から現在までに「膨大な」修復作業が完了したと指摘。一方で、「目標を達成しなければならないため、これからの3年にも目を向けている」とし、「非常に要求度が高く厳しい計画の(実行に向けた)大規模な動員」が必要となると述べた。

 マクロン氏は、火災発生の直後、大聖堂を5年以内に再建するとの目標を設定。2024年のパリ夏季五輪開催時までに一般公開が可能となることを目指している。新型コロナウイルスの流行により計画には遅延が生じたが、マクロン氏は昨年、目標を維持する意向を強調していた。(c)AFP