【4月16日 AFP】中国政府は15日、日本政府が福島第1原子力発電所の処理水100万トン以上の海洋放出を決めたことについて、日本大使を呼び抗議し、放出は「誤った決定」だと批判した。

 中国外務省の声明によると、呉江浩(Wu Jianghao)次官補は15日、垂秀夫(Hideo Tarumi)駐中国大使に「厳粛な申し入れ」をし、処理水放出は「国際法違反の疑い」があると指摘。日本政府に対し、「関係者や国際機関と合意に至るまで」処理水の放出を控えるよう求め、放出は「現代文明国家がすることではない」と評した。(c)AFP