【4月15日 AFP】米国のアントニー・ブリンケン(Antony Blinken)国務長官は15日、アフガニスタンを事前発表なく訪問し、ジョー・バイデン(Joe Biden)政権が示した9月11日までに米軍を完全撤収する計画について説明した。

 ブリンケン氏は首都カブールでアシュラフ・ガニ(Ashraf Ghani)大統領や現地駐在の米高官らと会談し、2001年9月11日に米国で起きた同時多発攻撃を受けて始まった「永遠の戦争」とも呼ばれるアフガン戦争を終結させるという、前日のバイデン氏の発表について説明した。

 ガニ氏との会談後、ブリンケン氏は「自ら訪問することで、アフガニスタンとアフガン国民に対する米国の変わらぬ献身を示したかった」と述べた。

 米国防総省は現在、アフガニスタンに兵士約2500人を駐留させている。最多時には10万人以上がいた。さらに数千人が、北大西洋条約機構(NATO)軍の兵士として駐留している。(c)AFP