【4月15日 AFP】自民党の二階俊博(Toshihiro Nikai)幹事長は15日、新型コロナウイルスの感染拡大が続いて「これ以上とても無理だ」となった場合、東京五輪の中止が選択肢になり得るとの考えを示唆した。

 時事通信(Jiji Press)は、二階氏が「これ以上とても無理だということだったら、すぱっとやめないといけない」との認識を示したと報じた。

 自民党のナンバー2である二階氏は、テレビ番組の収録で「オリンピックでこの感染病をまん延させたら、何のためのオリンピックか分からない」と話したという。

 二階氏は「国民の同意を得て盛り上げていくことは日本にとって大事だし、チャンスだ。ぜひ成功させたい」としつつ、「解決すべきテーマがたくさんある」とくぎを刺したと、毎日新聞(Mainichi Shimbun)は伝えた。

 二階氏が中止の可能性を示唆したこの日、東京五輪は7月23日の開幕まで99日となったが、国内ではウイルスの感染拡大が続き開催を懸念する声が広まっている。(c)AFP