【4月15日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)は14日、各地で準々決勝第2戦が行われ、リバプール(Liverpool FC)はホームでチャンスをつくりながらも得点できず0-0の引き分けに終わり、レアル・マドリード(Real Madrid)が2戦合計スコアを3-1として準決勝に進出した。

 モハメド・サラー(Mohamed Salah)とジョルジニオ・ワイナルドゥム(Georginio Wijnaldum)がチャンスを外し、合計スコアで逆転する決定機をふいにしたリバプールは、第1戦で0-3と敗れながらも、2戦合計4-3でFCバルセロナ(FC Barcelona)を下した2シーズン前の準決勝の大逆転を再現することはできなかった。

 来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得するため、今後はイングランド・プレミアリーグでのトップ4入りを目指すことになるリバプールのユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は「今夜の試合には負けなかった。マドリード(第1戦)で負けたのは間違いないが、もしそこでの結果が0-0だったら、われわれは得点できなかったのだから今ごろまだプレーをしていたかもしれない」と振り返った。

「今年をやや象徴するような結果。プレミアリーグではしっかり決めきれないという試合がよくあった」

「モー・サラー(サラーの愛称)が何度もこうしたチャンスをいとも簡単に決めてきたのは分かっているが、今回はそうはならなかった」

 一方のレアルはベストに程遠い状態だったが、公式戦での無敗を14試合にまで伸ばし、チェルシー(Chelsea)が待つ準決勝に駒を進めた。

 レアルのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は、「今夜は苦戦を強いられると分かっていたが、突破という望んでいた結果を得られた」と述べた。(c)AFP/Kieran CANNING