【4月14日 AFP】欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)準々決勝、レアル・マドリード(Real Madrid)との第1戦に1-3で敗れたリバプール(Liverpool FC)のユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は13日、第2戦で逆転して準決勝に駒を進めるには「完璧なパフォーマンス」を見せなければならないと語った。

 14日に行われる第2戦で、13度の欧州制覇を誇るレアル相手に逆転できなければ、難しいシーズンを強いられたイングランド王者リバプールは今季の無冠が決定する。

 クロップ監督はリバプールの公式サイトで「このレアル・マドリードには、今日のサッカー界で最も素晴らしい才能を持った選手が何人かいる。それは驚きではないし、レアル・マドリードはそういうチーム。だからこうした相手を下すには、常に完璧なパフォーマンスを目指さねばならない」と述べた。

「だが忘れてはいけないのは、われわれが良い状態だということ。チームにはタレントがそろっており、控室には魔法がある。特別な瞬間を実現するには特徴を出すことが求められる」

 一方、レアルを率いるジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は、第1戦での勝利に続き、10日の「エル・クラシコ(El Clasico)」でも接戦の末にFCバルセロナ(FC Barcelona)を2-1で下したことで、選手たちは「身体的に限界を迎えている」とコメントした。

 セルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)やラファエル・バラン(Raphael Varane)、ダニエル・カルバハル(Daniel Carvajal)が離脱する中、膝を負傷したルーカス・バスケス(Lucas Vazquez)も故障者リストに加わった。

 だがジダン監督は、決勝でリバプールを下した2017-18シーズン以来となる4強入りを果たすため、チームはここ8日間での3試合目に向けて死力を尽くす準備ができていると述べた。

 ジダン監督は「(レアルが)ピッチに立つときは全ての試合で勝たねばならない」とした上で、「第1戦とバルサ(バルセロナの愛称)戦ではかなり骨が折れたが、われわれはこうしたことに慣れている。最高のものを求められるあすの試合に向けて準備は整った」と続けた。(c)AFP