【4月14日 AFP】イスラム教の断食月「ラマダン(Ramadan)」初日の13日、サウジアラビアの聖地メッカ(Mecca)では、新型コロナウイルスの免疫がある巡礼者たちが聖モスク(Grand Mosque)に入り、最も神聖なカーバ(Kaaba)神殿の周りを回った。

 礼拝者らはマスクを着け、ソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)を守っていた。

 サウジ巡礼省は今月、ラマダン期間中の巡礼と聖モスクでの礼拝は、新型ウイルスの免疫がある人にのみ認めると発表していた。

 同省によると、免疫があるとみなされるのは、新型コロナウイルスワクチンの接種を2回受けた人、14日以上前に1回の接種を受けた人、新型コロナウイルスに感染し回復した人のいずれか。

 サウジアラビアはこれまでに40万人以上が新型コロナウイルスに感染し、約6700人が死亡している。(c)AFP