【4月14日 Xinhua News】中国電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)がブラジル・バイア州で建設中のモノレール交通システム「スカイレール・バイア」で用いる車両が8日、広東省(Guangdong)深圳市(Shenzhen)でラインオフした。

 同市にあるBYDグローバル本部とブラジルをオンラインで結んだラインオフ式典には、バイア州のルイ・コスタ知事も出席。同モノレールは都市交通近代化を実現する重要な国際協力の象徴だと評価した。

 BYDの李柯(Li Ke)執行副総裁は今回ラインオフした車両について、バイア州都サルバドルの特殊な地理や文化環境に基づき製造したと説明。利用者に快適で便利なグリーン(環境配慮型)モビリティー体験をもたらすと期待を示した。

 スカイレール・バイアの総延長は23・3キロ。既存の地下鉄と接続することで、各種都市軌道交通が相互に補完し、複数の輸送力が結び付く公共交通網を形成する。

 スカイレールは跨座(こざ)式を採用しており、短い建設期間、良好な乗り心地、小さい騒音、安い建設費などのメリットを持つ。(c)Xinhua News/AFPBB News