【4月14日 AFP】東京五輪のサッカー女子アジア予選は13日、プレーオフ第2戦が行われ、中国は延長戦の末に2戦合計スコアを4-3として本大会最後の切符をつかんだ。

 アウェーでの第1戦に2-1で勝利していた中国は、1万3000人の熱狂的なファンが見守るホームの蘇州(Suzhou)で韓国の反撃に遭って1-2とされ、2戦合計スコアを3-3とされた。

 しかし延長前半、武漢(Wuhan)出身でフランス女子1部リーグのパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)でプレーした経験を持つFW王霜(Shuang Wang、ワン・シュアン)がペナルティーエリアのすぐ外からミドルシュートを放つと、これがゴール右隅に突き刺さり、韓国にとって初となる五輪出場の望みを打ち砕いた。

 中国と韓国にとって長きにわたる予選の最終章となったこの一戦で、試合終了の笛が鳴ると両チームの選手たちはピッチに崩れ落ちた。

 今夏に延期となった東京五輪に向けた2枠のうちの最後の1チームを決めるこの試合は、当初は昨年3月に予定されていたが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)によって3度の延期を強いられていた。(c)AFP/Peter STEBBINGS