【4月13日 AFP】国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)のミチェル・バチェレ(Michelle Bachelet)高等弁務官は13日、ミャンマー情勢をめぐり、人道に対する罪が犯されている恐れがあり、シリアの荒廃を招いたような大規模な紛争に向かっているように見えると警鐘を鳴らした。

 同事務所は声明で世界の国々に対し、ミャンマーで2月1日にクーデターを起こした軍指導部に「自国民を抑圧し虐殺する作戦」をやめさせるために、直ちに断固たる行動を起こすよう求めた。

 この声明の中でバチェレ氏は、「ミャンマーの状況が、本格的な紛争に向かっていることを危惧」しており、シリアなどで起きた壊滅的な過ちが繰り返されることを、世界は許してはならないと訴えた。(c)AFP/Nina LARSON