【4月14日 CNS】英国人コンサルタントのルパート・ フーゲワーフ(Rupert Hoogewerf)氏のシンクタンクが作る富豪ランキング「胡潤百富(Hurun Report)」が、「2021年消費者向け企業トップ100」を発表。通信機器大手の華為技術(ファーウェイ、Huawei)が1.1兆元(約18兆4200億円)の価値を持ちトップに立った。

 家電メーカーの美的集団(Midea)が5800億元(約9兆7120億円)で2位、調味料メーカーの海天味業(Foshan Haitian Flavouring & Food)が5000億元(約8兆3730億円)で3位につけた。電池・電気自動車メーカーの比亜迪汽車(BYD)が4900億元(約8兆2050億円)で4位、スマートフォン・家電メーカーの小米科技(シャオミ、Xiaomi)が4600億元(約7兆7030億円)で5位となった。ランクイン企業の総価値は9.86兆元(約165兆円)に上る。

 ランクインした企業の拠点がある省・自治区・直轄市を比較すると、広東省(Guangdong)が36社で最も多く、2位は浙江省(Zhejiang)の12社、3位が上海市の11社と続き、北京市が10社で4位、福建省(Fujian)と四川省(Sichuan)がそれぞれ5社で5位に並んだ。都市別で見ると深セン市(Shenzhen)と上海市がトップの11社、北京市と広州市(Guangzhou)がそれぞれ10社、杭州市(Hangzhou)が7社だった。

 産業別でみると、食品と家電分野の企業が多くランクインしている。食品業界では食肉加工大手の双匯集団(Shuanghui)、鍋料理ブランドの頤海国際(Yihai)、菓子・飲料メーカーの達利食品集団(Dali Group)などが代表的。家電では美的、格力電器(Gree Electric)、海爾(ハイアール、Haier)が名を連ねる。このほか自動車分野では比亜迪、上海蔚来汽車(NIO)、長城汽車(Great Wall Motor)、衣料品は安踏(Anta)、李寧(Li Ning)、海瀾之家(HLA)、携帯電話はファーウェイ、小米、Vivoなどがランクインしている。(c)CNS/JCM/AFPBB News