【4月13日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)で大会連覇を目指すバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のMFヨシュア・キミッヒ(Joshua Kimmich)は、13日に行われるパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)との準々決勝第2戦を制して、ベスト4入りを果たせると確信している。

 独ミュンヘン(Munich)で臨んだ前週の第1戦を2-3で落としているバイエルンは、敵地パルク・デ・プランス(Parc des Princes Stadium)でその劣勢をはね返す必要がある。キミッヒはクラブのウェブサイトで「チームは勝ち進めると確信している。なぜなら、自分たちの方が優れているからだ」とコメントした。

 続けて「第1戦でも僕らの方が良いプレーをしていたが、残念ながらそのパフォーマンスに結果が伴わなかった」と付け加えると、「いずれにせよ、第2戦では状況をひっくり返せると確信している」と強調した。

 第1戦でバイエルンは枠内12本を含む31本のシュートを放ったものの、PSGのキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)に2点を奪われると、マルキーニョス(Marcos Aoas Correa “Marquinhos”)にもネットを揺らされた。

 キミッヒは「第1戦では、相手がこちらを3度脅かして3得点に成功した」と振り返ると、それ以外は相手が多くのチャンスをつかんだ記憶はないとした上で、「全体的には、こちらが攻撃でボールをもっと支配していたし、チャンスもより多くつかんでいた。今度はそのチャンスを生かさなければならない」と語った。

 バイエルンはチーム内得点王のロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が負傷し、サージ・ナブリー(Serge Gnabry)も新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で陽性となり戦列を離れている。

 しかしながら、クラブを率いるハンジ・フリック(Hansi Flick)監督は、レオン・ゴレツカ(Leon Goretzka)をはじめ、リュカ・エルナンデス(Lucas Hernandez)やジェローム・ボアテング(Jerome Boateng)、そしてキングスレイ・コマン(Kingsley Coman)がそれぞれの災難を振り払い、体調を万全に整えるはずだと強調した。

 同指揮官は12日の記者会見で「自分たちにはやるべき仕事がある。相手のミスを誘発することだ」と話すと、「それはタフな仕事だが、ちょっとしたサプライズを演じてみせる」と話した。

 キミッヒは多くのことはメンタル次第とする一方で、効率がよくなければならないとして「僕らは第1戦ですでに優れた精神力を示していたが、効率的ではなかった。今回はその両方が必要だ」と強調した。

 バイエルンが勝ち進むためには、2-0で勝つか、3点を奪って失点を1に抑えて勝利を収める必要がある。(c)AFP