【4月13日 Xinhua News】黄雯(Huang Wen)さん(33)は、中国広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)南寧市(Nanning)にある広西大学海洋学院の修士指導教員であり、同大学サンゴ育成センターの主任も務めている。

 黄さんのチームは2015年から同自治区の北部湾に位置する潿洲島(いしゅうとう)のサンゴ礁の調査と修復を行っており、関連部門と共同で同島にサンゴ礁修復エリアを設置し、実験室で育成したサンゴの「赤ちゃん」を同島海域に投下している。また海底に散らばっている折れたサンゴの枝を集め、廃棄されたカキ殻で作った苗トレーに固定し、再び海に潜って水中の苗床にサンゴを「植え付け」している。

 黄さんのチームは、同島のサンゴ礁修復エリアで5年余りにわたってサンゴ礁の修復実験を行っている。これまでに十数種1万株以上のサンゴを繁殖させており、大きな成果を挙げている。(c)Xinhua News/AFPBB News