【4月12日 CGTN Japanese】4月10日は中国と米国のピンポン外交50周年の記念日です。中米のピンポン外交は「小さいボールが大きなボールを動かす」出来事とされ、重要な歴史的意義があります。この日、上海では中米ピンポン外交50周年を記念する一連のイベントが国際卓球連盟博物館と中国卓球博物館で開幕し、崔天凱(Cui Tiankai)中国駐米大使と米国卓球協会のシェー・クロスラン元会長がそれぞれビデオメッセージを寄せました。

 崔大使はその中で「50年前のピンポン外交は中米関係の歴史において特別な意義がある。数十年にわたって隔絶された両国の人々に、ユニークな外交ルートを作り出し、両国と世界に中米関係改善のシグナルを送り、それをきっかけにニクソン大統領の訪中や中米国交正常化など一連の重要な出来事の序幕が開かれた」と述べました。

 崔大使はさらに「人々の素晴らしい生活に対する憧れが、中国人がたゆまず奮闘する目標である。米国の人々を含む各国の人々と手を携えて人類運命共同体を構築することは、中国人の変わらぬ憧れである」と話し、中国が米国と共に、尊敬、友好、ウィンウィンという卓球競技の精神に基づいて、互恵協力と良い競争の中で共に成長し、互いに支えていくとの姿勢を示しました。

 国際卓球連盟(ITTF)の徐寅生(Xu Yinsheng)終身名誉会長や、ピンポン外交の中国側の参加者8人をはじめとした往年の名選手らがイベントに参加しました。

 この日、米国選手と中国選手13人ずつからなる中米混合4チームの間で中米卓球親善試合も行われました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News