【4月12日 AFP】第85回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2021)で歴史的な優勝を飾った松山英樹(Hideki Matsuyama)が、日本史上最高のゴルファーの称号については言葉を濁す一方で、称賛の声は受け止めたいと謙虚に話した。

 松山は大会後のインタビューで、「(史上最高かは)一概には言えないが、メジャーを勝ったという意味では一番になったのではないか」とコメントした。

 松山は日本男子初のメジャー制覇を果たすとともに、父親に教わりながら4歳でゴルフを始め、ゴルフのための転校もしながら、25年間追い求めてきた夢を実現した。メジャー15勝のタイガー・ウッズ(Tiger Woods)の活躍に憧れてきた松山だが、日本の若者に刺激を与えている存在としては、米大リーグ(MLB)で奮闘する3人の日本人選手の名前を挙げた。

「野球だったら、ダルビッシュ(有<Yu Darvish>)さんとか、前田健太(Kenta Maeda)さんとか、大谷(翔平<Shohei Ohtani>)とかいろんな人がいる」

「だけどゴルフでは僕しかいないので、自分がもっともっと活躍して、日本にニュースを届けられたら、僕を目指してやってくれる人も増えるんじゃないかと思う」