【4月12日 AFP】英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II、94)は、夫フィリップ殿下(Prince Philip、99)が死去したことで「人生に大きな穴が開いた」と話していると、次男のアンドルー王子(Prince Andrew)が11日、明らかにした。

 ロンドン西郊ウィンザー城(Windsor Castle)の近くにある礼拝堂で礼拝を終えたアンドルー王子は、フィリップ殿下は「国民の祖父」だったと述べた。さらに、女王は「信じられないほど厳しく自分を律する」が、フィリップ殿下が亡くなったことで「人生に大きな穴が開いたと話している」と語り、家族が女王を「元気づけている」と明らかにした。

 女王夫妻は昨年、結婚73周年を迎えていた。

 アンドルー王子は、性犯罪歴があった米富豪、故ジェフリー・エプスタイン(Jeffrey Epstein)被告との交友関係をめぐり、2019年に公務から身を引く意向を表明しており、公の場に姿を見せたのは珍しい。

 長男で王位後継者のチャールズ皇太子(Prince Charles)は10日、「私の愛するパパはとても特別な存在だった」として、フィリップ殿下がいなくなり王室メンバーは「途方もない」寂しさを感じていると語っていた。(c)AFP/Callum PATON