【4月12日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間11日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は292万9563人に増加した。

【インタラクティブ図解】新型コロナウイルス、1日ごとの新規死者・感染者数

 これまでに世界で少なくとも1億3536万240人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 10日には世界全体で新たに1万2860人の死亡と70万3283人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの2616人。次いでメキシコ(2192人)、インド(839人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに56万1783人が死亡、3115万1493人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は35万1334人、感染者数は1344万5006人。以降はメキシコ(死者20万9212人、感染者227万8420人)、インド(死者16万9275人、感染者1335万8805人)、英国(死者12万7080人、感染者436万8045人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはチェコの260人。次いでハンガリー(240人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(222人)、モンテネグロ(217人)、ブルガリア(206人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が99万5904人(感染4623万9235人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が82万9491人(感染2615万5031人)、米国・カナダが58万5064人(感染3220万2350人)、アジアが28万4283人(感染1944万404人)、中東が11万8368人(感染694万672人)、アフリカが11万5448人(感染434万2503人)、オセアニアが1005人(感染4万53人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP