【4月11日 AFP】20-21フランス・リーグ1は10日、第32節の試合が行われ、キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)のゴールで口火を切ったパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は4-1でストラスブール(RC Strasbourg)を下し、首位リール(Lille OSC)との勝ち点差を再び3とした。

 エムバペに続きパブロ・サラビア(Pablo Sarabia)とモイゼ・ケアン(Moise Kean)が前半に得点したPSGは、後半にはレアンドロ・パレデス(Leandro Paredes)がFKを沈めて4点を奪った。

 7日に行われたバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)準々決勝第1戦でPSGは、エムバペが2得点をマークするなどアウェーで3-2で勝利しており、本拠地パリで迎える13日の第2戦を前に大きなアドバンテージを手にした。

 PSGを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督は、ドイツでの試合から7人を変更し、その中の一人のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)は、3日のリールとの大一番での退場により科せられた2試合の出場停止のうち1試合を消化した。

 バイエルン戦でけがをしたキャプテンのマルキーニョス(Marcos Aoas Correa “Marquinhos”)も欠場したが、エムバペはこの日も89分までプレーした。

 エムバペを休ませるべきだったとの指摘について指揮官は、仏テレビ局カナル・プリュス(Canal Plus)で「キリアンにとって最良な準備とはプレーすることだ。何か違和感があれば彼はすぐにプレーを止める」と答えた。

「どの選手に対してもリスクは取らない。われわれはプロフェッショナルであり、チームのために最善の決定を下す。それがサッカーだ。全員を満足させることはできないが、キリアンはピッチで幸せを感じる選手だ」

 オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)はモンペリエ(Montpellier HSC)と3-3で引き分け、来季ヨーロッパカンファレンスリーグ(UEFA Europa Conference League)に出場する5位に浮上するチャンスを逃した。(c)AFP/Andy SCOTT