【4月11日 AFP】20-21イタリア・セリエAは10日、第30節の試合が行われ、2位ACミラン(AC Milan)はパルマ(Parma Calcio)を3-1で下した。

 ミランは2-0で迎えた60分、前半に2ゴールに関与したズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)が主審との口論で一発退場となったが、10人で勝利を手にして2013-14シーズン以来となる欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)出場権獲得に前進した。

 ミランはこれで11日にカリアリ(Cagliari Calcio)をホームに迎える首位インテル(Inter Milan)との勝ち点差を8とした。不振にあえぐ3位ユベントス(Juventus)には4ポイント差、4位アタランタ(Atalanta)には5ポイント差をつけている。11日に王者ユベントスはホームでジェノア(Genoa CFC)と、アタランタはアウェーでフィオレンティーナ(Fiorentina)と戦う。

「勝利することが重要だった」と話したミランのステファノ・ピオリ(Stefano Pioli)監督は、「イブラは主審を侮辱していないと言っていた」とエースを擁護した。

「彼は議論が少し続いたが、敬意を欠くようなことはしていないし、主審をこけにするようなことは絶対にしていないと話していた」

「(主審のファビオ・)マレスカ(Fabio Maresca)に最後に言った言葉は、『だったら俺が言うことはどうでもいいのか? 』だと言っていた」

 ミランは9分、イブラヒモビッチからボールを受けたアンテ・レビッチ(Ante Rebic)が反転して先制点をたたき込むと、前半終了間際にはイブラヒモビッチとテオ・エルナンデス(Theo Hernandez)のコンビネーションで崩して最後はフランク・ケシエ(Franck Kessie)が追加点を挙げた。

 しかしイブラヒモビッチはその後、自身が関与していない中盤で起きたプレーに口を挟んで退場を言い渡された。

 1人少なくなってリッカルド・ガリョーロ(Riccardo Gagliolo)に1点を返されたミランだったが、後半アディショナルタイムにはラファエル・レオン(Rafael Leao)が加点して試合を決め、リーグ戦のクラブ記録となるアウェーでシーズン13勝目を挙げた。(c)AFP/Emmeline MOORE