【4月11日 AFP】女子テニス、ボルボカー・オープン(Volvo Car Open 2021)は10日、シングルス準決勝が行われ、大会第15シードのベロニカ・クデルメトワ(Veronika Kudermetova、ロシア)は快進撃を見せていたパウラ・バドサ(Paula Badosa、スペイン)を6-3、6-3で退け、決勝に進出した。

 クデルメトワは緊張を乗り越えてバドサを退け、アブダビWTA女子テニスオープン(Abu Dhabi WTA Women's Tennis Open 2021)に続く今季2回目の決勝進出を果たした。

 世界ランキング71位のバドサは、準々決勝で第1シードの女王アシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)を破って勝ち上がってきたが、クデルメトワはアンフォーストエラー26本を記録しながらも、ウイナー28本を決め、6回のブレークチャンスのうち4回をものにした。対するバドサは5本のブレークポイントのうち1本しか生かせなかった。

 クデルメトワはアブダビ大会でも3回戦でバドサと対戦し、そのときは3セットで勝利している。クデルメトワは「きょうはアブダビのときよりも積極的なプレーを心がけた」とコメントした。

「本当に緊張していたし、自分にとっては良い試合だった。きょうはたくさん感情を見せ、ラケットも壊した。だけど自分はこの試合が好き」

 準決勝のもう1試合では、ダンカ・コビニッチ(Danka Kovinic、モンテネグロ)が6-3、6-2で第12シードのオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)を破り、キャリア初優勝のチャンスをつかんでいる。(c)AFP