【4月19日 AFP】ブラックホールは数十億年も前から銀河の中に存在しているが、その姿は見えない。その重力場は宇宙で最も強大で、光さえも抜け出すことはできない。

 多くの物質が詰まっているため、決して「穴」ではない。

 種類は少なくとも二つある。

 恒星質量ブラックホールは、太陽の10倍以上の巨大な星が燃え尽き、崩壊して誕生する。

 専門家によると、私たちが住む天の川銀河だけで数千万個存在する可能性がある。

 他の星を吸い込む、また他のブラックホールと合体すると、太陽の数百万倍から数十億倍の大きさの超大質量ブラックホールになる。

 ブラックホールを肉眼で見ることはできないが、すぐそばの物質への影響は観測可能だ。

 吸い込まれる時に加速しながら熱くなる星が放つX線は、宇宙望遠鏡で観測できる。(c)AFP