【4月10日 AFP】女子テニス、ボルボカー・オープン(Volvo Car Open 2021)は9日、シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードの女王アシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)が4-6、3-6で世界ランキング71位のパウラ・バドサ(Paula Badosa、スペイン)に敗れる波乱があった。

 元全仏オープン(French Open)ジュニア女王のバドサは7本のエースを放ち、14本あったブレークピンチのうち12本をしのいでキャリア最大の勝利を手にした。

 2回戦では第5シードのベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic、スイス)を破り、トップ20選手から初勝利を挙げていたバドサは、「まだ少し驚いている」と話し、「試合内容には満足している。こういう試合は締めくくるのが難しいこともあるから、緊張をうまくコントロールできたのが非常に大きかった」と付け加えた。

 準決勝ではスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、米国)を6-3、6-4で下した第15シードのベロニカ・クデルメトワ(Veronika Kudermetova、ロシア)と対戦する。

 第12シードのオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)は第14シードのコリ・ガウフ(Cori Gauff、米国)に6-3、6-3で勝利し、第11シードのユリア・プチンツェワ(Yulia Putintseva、カザフスタン)をフルセットで破ったダンカ・コビニッチ(Danka Kovinic、モンテネグロ)との準決勝へ駒を進めた。(c)AFP