【4月10日 AFP】英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の夫、フィリップ殿下(Prince Philip)が9日に99歳で死去したことを受け、各国の首脳が弔意を表明した。

 ボリス・ジョンソン(Boris Johnson)英首相は、フィリップ殿下の「非凡なる生涯」を称賛。ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は「フィリップ殿下は英国民、英連邦、自身の家族に喜んで献身した」と表明した。

 アイルランドのミホル・マーティン(Micheal Martin)首相は殿下の訃報に「悲しみ」を表明。エリザベス女王を元首とする英連邦王国の一つ、オーストラリアのスコット・モリソン(Scott Morrison)首相は半旗掲揚を命じ、殿下について「二度と見ることのない世代を体現した」とたたえた。

 同じく英連邦王国の一つであるカナダのジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相は殿下について「他人への義務感に動機付けられた、偉大な目的と信念を持った人」だったとする弔辞を発表した。

 このほか、欧州連合(EU)のウルズラ・フォンデアライエン(Ursula von der Leyen)欧州委員長、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領、アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)独首相、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領らも哀悼の意を表した。(c)AFP