【4月10日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間9日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は290万3907人に増加した。

【インタラクティブ図解】新型コロナウイルス、1日ごとの新規死者・感染者数

 これまでに世界で少なくとも1億3390万8150人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 8日には世界全体で新たに1万3619人の死亡と79万9649人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの4249人。次いで米国(999人)、インド(780人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに56万115人が死亡、3100万3070人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は34万5025人、感染者数は1327万9857人。以降はメキシコ(死者20万6146人、感染者226万7019人)、インド(死者16万7642人、感染者1306万542人)、英国(死者12万6980人、感染者437万321人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはチェコの258人。次いでハンガリー(235人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(220人)、モンテネグロ(214人)、ブルガリア(202人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が98万8416人(感染4575万7565人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が81万7239人(感染2583万3294人)、米国・カナダが58万3319人(感染3203万6171人)、アジアが28万1586人(感染1906万3268人)、中東が11万7418人(感染685万8368人)、アフリカが11万4924人(感染431万9964人)、オセアニアが1005人(感染3万9522人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP