【4月9日 CGTN Japanese】一年前の8日、武漢(Wuhan)のロックダウンが解除されたのにともなって、中部地域最大の省である湖北省(Hubei)には再び正常な秩序と生活が戻り、この1年間で湖北省の経済総量は2019年の95%以上までに回復しました。

 昨年4月8日の午前0時、武漢を出る75カ所の主要道路の規制チェックポイントが一斉に撤去され、1年後の今、早朝の龔家嶺料金所は相変わらずにぎやかな光景を見せています。高速道路を通行するのは防疫物資を輸送する車両ではなく、野菜や生鮮品、貨物や宅配便を輸送する大型トラックが多く、多の土地から武漢を訪れる車両も顕著に増えています。

 武漢天河空港第3ターミナルの受付カウンターは、すでに搭乗手続きをする乗客が列をなしていますが、そのうちの多くは湖北省を旅行して帰路に就く観光客です。今年、武漢天河空港からはイ坊市(Weifang)、敦煌(Dunhuang)、嘉峪関などへ向かう13の国内路線が新たに開設され、ロードファクターは90%に達しています。

 丸一年が過ぎて、武漢のなじみのある街角風景、なじみのある味が再び戻ってきました。武漢の糧道街では、朝9時になったばかりだというのに、朝食に訪れた人たちが既に長い列を作っていました。

 戻ってきた食物を煮炊きするにおいの背後にあるのは、戻ってきた武漢の市場の活力です。2020年、第1四半期の域内総生産が急激に下落した状況の下で、湖北省では通年で前年同期比95%以上にまで回復し、輸出入は逆に8.8%増加して、残された5万8000人の貧困人口はすべて貧困から脱却しました。2020年末時点で、武漢に拠点を構えているフォーチュン・グローバル500企業も既に300社に達しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News