【4月9日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間8日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は289万54人に増加した。

【インタラクティブ図解】新型コロナウイルス、1日ごとの新規死者・感染者数

 これまでに世界で少なくとも1億3307万7500人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 7日には世界全体で新たに1万4864人の死亡と64万4276人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの3829人。次いで米国(2580人)、ポーランド(956人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに55万9117人が死亡、3092万2760人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は34万776人、感染者数は1319万3205人。以降はメキシコ(死者20万5598人、感染者226万1879人)、インド(死者16万6862人、感染者1292万8574人)、英国(死者12万6927人、感染者436万7291人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはチェコの256人。次いでハンガリー(232人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(217人)、モンテネグロ(212人)、ベルギー(201人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が98万3812人(感染4542万2017人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が81万1360人(感染2567万953人)、米国・カナダが58万2285人(感染3194万8268人)、アジアが28万23人(感染1888万7656人)、中東が11万7030人(感染680万7125人)、アフリカが11万4539人(感染430万2199人)、オセアニアが1005人(感染3万9287人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP