【4月9日 Xinhua News】中国マカオ大学(University of Macau)のマカオ研究センターと経済学部は7日、2021年のマカオ経済成長率が21・4~33・5%に達するとの最新予測を発表した。

 両者は、新型コロナウイルスワクチンの開発成功や接種開始に伴い、マカオの観光規制措置が次第に緩和され、マカオ訪問旅客数が再び増加するという予想を踏まえ、「マカオマクロ経済モデル研究グループ」を組織、21年経済成長予測を行った。

 研究グループのメンバーは、1年間の訪問旅客数に関する四つの仮説に基づき、異なる回復速度の可能性を示した。そして仮説ごとに21年経済成長のベースライン予測を21・4%、27・7%、30・4%、33・5%とした。

 研究グループは、マカオの21年のサービス輸出伸び率を53・4~82・1%と予測。また、マカオ特別行政区政府の最終収入が593億~739億パタカ(1パタカ=約14円)となり、物価変動(GDPデフレーター・消費者物価指数)は0・2~1・4%を維持すると予測した。さらに、失業率は20年の2・5%から2・2~2・3%になり、マカオ居民(マカオ居民IDカード保有者)の失業率は3・6%から3・2~3・3%に低下する見込みとしている。(c)Xinhua News/AFPBB News