【4月8日 CGTN Japanese】昨年の4月8日、武漢(Wuhan)は正式に封鎖が解かれました。それから1年を経た武漢では、新型コロナの予防・抑制が常態化した中、地元の人々の生活はほぼコロナ禍以前に戻っています。

 封鎖が解かれた後、多くの人たちが最初にしたことは、家を出てなじみの飲食店に向かい「過早」(早は朝の意味で「過早」は地元の言い方で、朝ご飯を食べるという意味)することで、すっかりご無沙汰していた味を味わうことでした。

「過早」は、武漢人の生活には欠くことのできない重要な「儀式」のようなものです。地元の人々は「武漢で食べる朝ご飯は、一カ月食べても同じものを繰り返さないで済む」と誇らしげに語ります。種類が多い朝食の中でも、最も代表的で真っ先に選ばれるものは「熱乾麺」(麺料理)です。武漢を訪ねたことがある人なら、この街を思い出す度にきっと「熱乾麺」が目の前に浮かんでくることでしょう。(c)CGTN Japanese/AFPBB News