【4月8日 AFP】テニスの四大大会(グランドスラム)、全仏オープン(French Open 2021)の開幕が1週間遅れると、主催者に近い関係者が7日に明かした。

 今年の全仏オープンは5月23日に始まる予定だったが、会場のローラン・ギャロス(Roland Garros)により多くの観客を入れられるようになることを期待し、同30日の開幕になるという。

 大会は例年5月から6月にかけて行われているが、昨年は新型コロナウイルスの影響で4か月遅れの9月から10月に開催され、1日あたりの観客数は最大1000人に限られていた。

 フランスは先月31日、新型ウイルス対策の規制を国内全土で強化し、プロスポーツは無観客ではあるが行われている。同国のエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は、映画館や博物館、劇場の営業を5月中旬に再開させたいと話している。

 同国の国民教育・青少年・スポーツ省は6日、全仏オープンの開幕を「数日」遅らせる可能性を政府が話し合っていると明かしていた。

 新たな日程になってもグラスコートシーズンに大きな影響は出ないはずだが、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)に向けた最初の前哨戦は全仏オープン期間中の6月7日に開幕する。(c)AFP