【4月8日 AFP】(更新)ミャンマーのチョー・ズア・ミン(Kyaw Zwar Minn)駐英大使は7日、英ロンドンのミャンマー大使館が国軍関係者に「占拠」され、自身が大使館庁舎から閉め出されたと語った。

 チョー・ズア・ミン大使は、大使館内にいる人物は誰かとの問いに対し、「国防の館員だ。彼らは私の大使館を占拠している」と語り、先のメディア報道を認めた。

 チョー・ズア・ミン大使は、ミャンマーで起きた軍事クーデターで身柄を拘束されたアウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)国家顧問とウィン・ミン(Win Myint)大統領の解放を訴えたことで、先月、軍事政権が本国召還を表明していた。

 大使館前では7日、大使が閉め出されたとの報道を受け、人々が抗議に集まった。チョー・ズア・ミン大使は英紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)に対し、「私が大使館を去った際、彼らは館内に突入し、占拠した」と説明。「首都から指令を受けたため、私を入館させないと告げられた」と述べ、英政府に介入を要請した。

 また大使はAFPに対し、大使館前に「夜通し」とどまるつもりだと宣言。「これは私の建物だ」と語った。(c)AFP