【4月8日 Xinhua News】中国河北省(Hebei)唐山市(Tangshan)楽亭県(Leting)にある野生動物保護協会大清河救助ステーションの所長を務める田志偉(Tian Zhiwei)さん(52)は、同ステーションで鳥の保護に携わり10年余りになる。

 2014年5月、田さんはアシの茂みで傷付いた1羽のインドガンを見つけた。すぐに保護し、「卓瑪」と名付け、同ステーションで「療養」している2羽のガチョウと共に世話をすることにした。「卓瑪」は、傷が癒えるとほどなく飛び立ったが、群れが見つからなかったためか、約1週間後にはまたステーションに戻ってきた。それから半年後、「卓瑪」はなんと、一緒に暮らしていた雌のガチョウと「恋に落ちた」。

 その後、ガチョウは毎年数十個の卵を産み、田さんによる人工ふ化で「大宝」と「二宝」の2羽の雌が誕生した。田さんはこのガチョウとガンの愛の結晶を「斑頭鵝」と名付けた。(c)Xinhua News/AFPBB News