【4月7日 AFP】英王室を離脱したヘンリー王子(Prince Harry)が米動画配信大手ネットフリックス(Netflix)で、自ら創設した傷病兵らの国際スポーツ大会「インビクタス・ゲームズ(Invictus Games)」に関するドキュメンタリー番組をプロデュースする。

 アフガニスタンで従軍した経験があるヘンリー王子は、オランダのハーグ(Hague)で来春開催される同大会に向けてトレーニングに励む選手たちの姿を追うシリーズ「ハート・オブ・インビクタス(Heart of Invictus)」の制作総指揮を務め、自らも出演する予定。

 王子は声明で、「このシリーズは、来年オランダで開催される大会を目指す選手たちの感動的で高揚感のあるストーリーを世界中のコミュニティーに提供する」と述べた。

 ヘンリー王子と妻のメーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)は昨年、米カリフォルニア州に移住した後にネットフリックスと「インパクトのある」映画やテレビ番組を制作する大型契約を結んだ。今回のドキュメンタリーは2人が設立した制作会社アーチウェル・プロダクション(Archewell Productions)にとって、この契約に基づく最初のシリーズとなる。

 王子は、「インビクタス・ゲームズ財団(Invictus Games Foundation)とのパートナーシップの下、アーチーウェル・プロダクションのネットフリックス初のシリーズとしてこれから始まる旅に最高に興奮している。また世界にとっての癒やしや人間の可能性、そして継続的な奉仕をインスパイアし続けるインビクタス・コミュニティーを最高に誇りに思う」と語った。

 ネットフリックスとの金銭的な条件は非公開だが、複数年にわたる独占契約だと報じられている。他には自然関連のドキュメンタリーや、女性のエンパワーをテーマにしたアニメなどのシリーズが計画されているとのうわさがあるが、メーガン妃の俳優業復帰予定はない。(c)AFP