【4月7日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は6日、米国の18歳以上の全成人を新型コロナウイルスワクチンの接種対象に含める期日を、当初目指していた5月1日から今月19日に前倒しすると発表した。

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 バイデン氏はホワイトハウス(White House)で演説し、「わが国のワクチンプログラムは加速している。接種をより簡単に受けられるようにしているところだ」と述べた。「わが国は世界で最初に接種回数が1億5000万回に達し、世界で最初に所定回数の接種を終えた人が6200万人に達した」

 全成人が接種対象になるとは、接種に年齢や健康状態などの条件を課さないことだが、ワクチン供給態勢を整備中なので、必ずしも希望者全員がすぐに接種を受けられるわけではない。

 一方、カリフォルニア州のギャビン・ニューサム(Gavin Newsom)知事は、急激な感染拡大やワクチン不足が起きない限り、6月15日に企業活動や人の集まりに関する規制の大部分を解除し、経済活動を全面的に再開させる方針を示した。ただし、外出時のマスクの着用義務は継続するという。(c)AFP/Sebastian Smith