【4月7日 AFP】男子テニスのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が、5月上旬のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open)にエントリーし、同大会でおよそ2年ぶりのクレーコート復帰を果たす見込みになった。

 大会はこの日、出場登録リストに入った選手を発表し、男子56人の中にノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)やラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)だけでなく、39歳のフェデラーの名前もあった。大会は男子が5月2日から9日にかけて行われ、女子は4月29日から始まる。

 2020年に膝の手術を2回受けたフェデラーは、3月のカタール・エクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2021)で13か月ぶりに復帰したが、2試合目で敗れ、その後のドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2021)は欠場していた。

 四大大会(グランドスラム)20勝を挙げているフェデラーだが、全仏オープンテニス(French Open)は2009年に1回優勝しただけで、ここ5年はベスト4に入った2019年の1回しか出場していない。

 クレーコートでは、2015年のイスタンブール・オープン(TEB BNP Paribas Istanbul Open 2015)以降、タイトルから遠ざかっている。クレーのマスターズ1000(ATP Masters 1000)優勝は、2012年のマドリード・オープンが最後となっている。(c)AFP