【4月7日 AFP】新型コロナウイルスの新規感染者数が過去最多を記録したインドで6日、首都ニューデリーを対象とした夜間外出禁止令が即時施行された。金融都市ムンバイでも同様の制限が導入されている。

 インドでは5日、1日の新規感染者数が初めて10万人を超え、警戒感が強まっている。人口2500万人のニューデリーを含む各主要都市で、人々の移動を制限する措置が取られた。

 デリー首都圏政府は、感染者の急増と検査での陽性率の高さを理由に、夜間外出禁止令を出した。4月末までの措置として、外出は午後10時から午前5時まで禁止され、必要不可欠なサービスに従事する際やワクチン接種場所を往復する場合のみ認められる。

 施行初日の6日夜には、通常営業している店舗や露店が閉鎖されたが、中には通行量が普段と変わらない地域もあり、市民からは、夜間の外出制限による感染拡大防止効果を疑問視する声も上がった。(c)AFP/Glenda KWEK