【4月7日 Xinhua News】中国文化・観光部は5日、清明節3連休(3~5日)の国内観光客数が1億200万人だったと明らかにした。前年同時期の2・4倍となり、新型コロナウイルス発生前の2019年同時期の94・5%まで回復した。国内観光収入は3・3倍の271億6800万元(1元=約17円)で、コロナ前の56・7%まで戻った。

 市民の旅行意欲の高まりが、航空業界や宿泊業の業績をけん引した。オンライン旅行プラットフォームのデータによると、連休中の航空券とホテルの予約件数は19年同時期から大幅に増え、航空券は1・4倍、ホテルは1・5倍となった。

 オンライン旅行大手、携程旅行網(トリップ・ドットコム・グループ)でも航空券の予約件数が2桁の伸びとなった。上海-北京、北京-成都(Chengdu)、北京-上海、広州(Guangzhou)-上海、上海-広州、深圳(Shenzhen)-上海、成都-北京、上海-深圳、上海-成都、広州-北京の各路線が人気上位10路線を占めた。

 ホテル業界の回復も一段と加速した。旅行サイト大手「去哪児網(Qunar.com)」では、ホテルの予約件数が19年同時期の2・5倍になった。1泊当たりの平均宿泊料金も35元上昇した。携程旅行網でもホテル予約件数が2割強増加し、前月の5倍近くとなった。高級ホテルの伸びはさらに顕著で35%増、近隣旅行のホテル予約件数も40%以上増加した。人気上位10都市には上海、北京、広州、杭州(Hangzhou)、成都、南京(Nanjing)、重慶(Chongqing)、深圳、西安(Xi’an)、蘇州(Suzhou)が入った。(c)Xinhua News/AFPBB News