【4月6日 AFP】アジア・サッカー連盟(AFC)は、2023年に女子のAFCチャンピオンズリーグ(Women's AFC Champions League)を立ち上げることをAFPに明かした。新しいクラブ大会を創設する目的は、地域内で女子の強豪クラブを増やすためとしている。

 アジアの女子サッカーは、2011年のW杯ドイツ大会(FIFA Women's World Cup 2011)で優勝した日本をはじめ、オーストラリアや中国などの強豪国がそろっている。しかし、クラブレベルでの人気は、欧州や米国には遠く及ばない。

 2019年のW杯フランス大会(FIFA Women’s World Cup 2019)でベスト8入りを果たしたアジアのチームは一つもなく、これは1991年に第1回大会が開催されてから初めての出来事となった。しかし、AFCの女子部で責任者を務める白莉莉(Lili Bai)氏は、2年後に女子のチャンピオンズリーグを立ち上げる準備を進めていることを明らかにした。

 2004年のアテネ五輪で中国代表としてプレーした同氏は、マレーシア・クアラルンプールにあるAFC本部で「これは女子サッカーに勢いを与えるのは間違いない」とすると、「クラブ大会を組織するには、参加チームがクラブライセンスの基準を満たしていることや、各リーグがよく組織されている必要がある」と述べた。

「これは間違いなく国内リーグに役立つ。代表メンバーでない選手に、存在感を示すチャンスが与えられる」 (c)AFP