【4月6日 AFP】フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は5日、DFアレッサンドロ・フロレンツィ(Alessandro Florenzi)が新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したため、7日に予定されている欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)の準々決勝バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)戦を欠場すると発表した。先日の代表ウイークが終了してから、イタリア代表メンバーで陽性反応を示したのは同選手で5人目となる。

 PSGがツイッター(Twitter)に投稿した内容によれば、フロレンツィの陽性は最新のPCR検査によって確認されたという。

 フロレンツィについて「隔離を順守し、適切な健康プロトコルに従う」と記したPSGは、「同選手は予防措置として数日間の隔離に入っている」と付け加えた。

 ASローマ(AS Roma)からローンで加入しているフロレンツィは、チームが0-1で敗れた3日のリール(Lille OSC)戦で登録メンバーに入っていなかった。

 イタリア代表メンバーでは、同じくバイエルンとの準々決勝第1戦を欠場することになるPSGのMFマルコ・ヴェッラッティ(Marco Verratti)や伊セリエA・ユベントス(Juventus)のDFレオナルド・ボヌッチ(Leonardo Bonucci)、同リーグのカリアリ(Cagliari Calcio)に所属するGKアレッシオ・クラーニョ(Alessio Cragno)、ドイツ・ブンデスリーガ1部のSCフライブルク(SC Freiburg)のMFビンチェンツォ・グリフォ(Vincenzo Grifo)の陽性が明らかになっている。

 フライブルクはグリフォについて、「微量のウイルスがある」と説明している。

 伊スポーツ紙トゥットスポルト(Tuttosport)は、トリノ(Torino FC)のGKサルバトーレ・シリグ(Salvatore Sirigu)も陽性反応を示したと報じており、陽性になったイタリア代表選手はこれで6人になるかもしれない。

 先月31日には、イタリア代表の複数のコーチも陽性が確認されていた。

 セリエAのサッスオーロ(US Sassuolo)は3日のASローマ(AS Roma)戦で、同代表に招集されていたドメニコ・ベラルディ(Domenico Berardi)やフランチェスコ・カプト(Francesco Caputo)、マヌエル・ロカテッリ(Manuel Locatelli)の3選手を予防措置として登録メンバーから外した。試合は2-2の引き分けに終わっている。(c)AFP